ポチの女房

専業主婦のつぶやき

映画『国宝』

観に行きました。
平日にも関わらず、観客は多かったです。
30人ぐらいでしょうか。
歌舞伎の世界を描いた本作、重厚感があり、感動しました。

ネタバレを含む感想を書きます。

任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた喜久雄のお話。
花井半次郎に、見込まれ、歌舞伎の世界へ。
半次郎には、跡継ぎの俊介がいます。同い年ということからも、ライバルですね。当然ながら、歌舞伎の世界では、血筋を大事にするので、半次郎がケガしたときの代役は、俊介だと思いましたが。半次郎は、喜久雄を代役に決めます。
これが、運命の分かれ道になります。
その後、二人の運命は、明と暗が交互にやってきて。
最後は、俊介は糖尿病を患い亡くなってしまいます。
喜久雄は、芸をきわめ、人間国宝となります。
喜久雄は、芸をきわめることができましたが、多くの犠牲を払いました。結局、家庭的には恵まれませんでした。恋人を俊介にとられ、実の娘とは、疎遠になり、のちに再会を果たすものの、娘から、きつい言葉を投げかかけられます。
俊介は、喜久雄の恋人と結婚し、息子をもうけ、歌舞伎の世界に復帰。
家庭としては普通に恵まれていたと思います。
果たして、二人の人生、どちらが幸せだったのでしょうか。
仕事と家庭、両方とも成功というのは、女性もですが、男性にとっても、難しいことなのかもしれません。
大きな仕事をやりとげるには、必ず犠牲になるものがあるのでしょう。
いろいろと考えさせられました。

歌舞伎の知識は、全くないので、演目にしても、どういう意味合いがあるのかとかわかりませんでした。
歌舞伎の知識があれば、もっと面白かったのかもしれません。

吉沢亮さんと横浜流星さんの演技に、ひきこまれました。
二人とも、相当練習したのだと思います。
素人目には、ただ美しいと思いました。

喜久雄にモデルがいるのかと調べてみたら、諸説あるようです。
実際の歌舞伎の世界って、こんなのかもと思いながら観ました。
原作本を読んでみたいです。

映画の評価 85点